結果を先にお伝えすると、危険か安全か、上げ方やお肉の選び方によります。

栄養たっぷりの生肉がなぜ危険といわれるのか、どのお肉が安全なのか、お肉の正しい上げ方や、お肉選びについて知って頂いて、健康の近道の生食を明日から、自信をもって愛犬に与えれるようにご説明いたします！

なぜ危険といわれるのか？

人間と同じく、鶏肉にはサルモネラ菌、そのほか馬肉、鹿肉、豚肉や牛などは寄生虫を犬に与える場合も心配されます。

まず、寄生虫について、マイナス２０度以下で２４時間冷凍すると死滅します。ですので生で与える場合は、鶏以外は24時間以上冷凍庫に入れる必要があります。

またサルモネラ菌について、人間のとり刺し用のお肉は、新鮮なとり肉を使用し、衛生的な環境で適切に調理された場合、食中毒のリスクは低いとされます。なのでもちろんそれを与えるほうが安全に越したことはありません。

ですが、犬の胃酸は人間よりも強いので、スーパーのお肉を実際与えてもらっても、お腹を壊したりする事はほとんどないのです。犬は足の裏を舐めたり、肛門周りを舐めたりします。肛門についている大腸菌を口にしてもお腹を壊すことはほとんどなのは胃酸が強いためです。

といっても、絶対なんてことはなく、体調の優れないときや疲れているときなど、お腹を壊すことがあります。安全性の高いとり刺し用を与える事が１番安全です。冷蔵庫から出したらすぐ与えましょう。

お皿に入れて放置しているとその間にお肉は不衛生な状態になり、サルモネラ菌などが増殖します。

夏は特に要注意です。

または、表面を軽くボイルして中はレア状態で与えると安全です。

生肉のメリットについて

生肉のメリットは沢山あります。

まず、１番は消化にやさしいです。そして新鮮。（新鮮なものを選ぶのは大前提です）、そして栄養たっぷりで本当の無添加です。

加熱することのデメリットとは、１番はタンパク質の変性です。食べたものはアミノ酸に分解されて腸から栄養を吸収します。加熱によって変性したタンパク質はガチガチにくっついてしまっているので、消化にとても時間がかかります。消化にエネルギーを使うことで、本来体の修復に回るエネルギーが消費され愛犬は疲れた状態に…。また消化に時間がかかるということはお腹の中で食べのが酸化していきます。酸化した食べ物は病気の元です。また、加熱することでミネラルや酵素、ビタミンが失われますが、生はその栄養素が生きています。

そして、ドライフードは加熱しているため、科学的に栄養を入れています。それが添加物です。

人間に使われる安全な添加物を使用していても、お腹の中で分解に時間がかかることと、科学的なものから栄養を取る場合と食物からとる時の栄養の吸収率は違います。なので数字的に見れば栄養たっぷりですが、実際は栄養は…？新鮮でナチュラルな食べ物をとることできちんと消化され栄養を吸収することができます。そして生肉は水分たっぷりです。また加熱すると死んでしまう酵素も生きています。

酵素はお腹の中で分解されるので酵素として体内に入ることはできませんが、酵素が入った食べ物を食べることで酵素自体が食物の消化分解の助けになり、体内の消化酵素の消費を少なく済むように助けます。酵素の無駄遣いを防ぐことが愛犬の健康には不可欠で、人間も同じく酵素は体にいい、とされているのはその事からなのです。

生肉を初めて上げる時の注意点と安全な上げ方

上記で説明したように生肉には栄養素がたっぷりです。

生で与えるときは、新鮮で、馬肉、鹿肉、豚肉、牛肉は２０度以下で２４時間以上保管。

初めて上げると時に注意してもらいたいのは、生肉には乳酸菌などの良性な菌がたくさん含まれています。それらを１度に沢山取ってしまうと、お腹がびっくりして便が緩くなってしまうことがあります。

人間もヨーグルトを沢山食べるとお腹が少し緩くなりますがそれと同じような状態です。

この事から初めは少量から始め、便の状態を見ながら徐々に増やしていく事をおすすめします。

また生肉だけでは栄養たっぷりといっても総合栄養食ではありませんのでそれだけを与えると栄養が偏ってしまいます。割合としてはお肉類、野菜類、炭水化物類それぞれ7：2：1と言われています。それではお野菜をトッピングすればいいのか？それは違います。実は犬は野菜のビタミンなどを吸収するのが苦手なのでそのまま与えていてもお野菜のビタミンなどは摂取することは出来ません。犬の祖先の野生のオオカミたちは草食動物のはらわたを食べ野菜の栄養を取っていました。消化しかかった発酵野菜を内蔵ごと食べ栄養をとっていたのです。ですのでお野菜の栄養を摂取するには発酵野菜がおすすめです。

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手軽な方法としては、ドライフードにトッピングする事だったり、週に2，3回を生肉を置き換える事で驚くほど毛艶などが変わってきます。

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